健康まちづくり研究小委員会ワンディセミナー
健康まちづくり研究小委員会ワンディセミナー
タイトル「健康政策と都市構造を考えたまちづくりの展開方策」
・日時:2019(平成30)年1月 28日(月) 10:30~17:00
・場所:土木学会講堂
生涯を通して健康に過ごせるライフスタイルが望まれており、それをまちで支える取組みが進んでいる。日常の健康への欲求や健康寿命の増進へのニーズが高まる市民やマーケット拡大に期待する企業だけでなく、それによる社会保障政策費用の削減の必要性が高まる政府にとっても喫緊の課題となっている。しかし、このような課題は、医療・保健分野にとどまらず、総合的なまちづくりの観点から進める必要がある。世界的にみても、Healthy City の取組みに見られるように注目され、さらなる段階への飛躍が期待されている。健康まちづくり研究小委員会では、このような背景から、生涯を通して健康を実感できるまちづくりを具体的な研究フィールドにおいて進め、まちづくりと健康の関係に関わる実データ収集、そのデータの集計・分析・提示・目標設定による人々の行動への影響、まちづくり手法としてのエリアマネジメントのあり方などを盛り込んだ総合的な研究を進めてきた。
健康まちづくり計画の側面について、①健康を増進・維持するための人々の「行動のあり方」、②それを支える環境としての「都市のあり方」、③両者を効果的につなげる「社会システムデザイン」に分類する。ここでは、それぞれの視点から健康まちづくりの方向性を検討する。本セミナーにおいては、個々の視点についての代表的な研究成果について報告する。また、国土交通省、厚生労働省、地方自治体を招いて健康まちづくりに関する議論を行う。
・プログラム
10:30~ 開会挨拶:小委員会委員長 秋山孝正(関西大学)
10:45~ 報告1 (G1:行動論):谷口綾子氏(筑波大学)
11:15~ 報告2 (G2 :都市論):藤生慎氏(金沢大学)
11:45~ 報告3 (G3 :社会システム論):柳原崇男氏(近畿大学)
12:15~ 休憩
13:30~ 講演1:楠田幹人氏(国土交通省 都市局 都市計画課長)
14:00~ 講演2:吉田啓氏(厚生労働省 保険局 医療介護連携政策課)
14:30~ 講演3:久住時男氏(新潟県見附市長)
15:00~ 休憩
15:10~ パネルディスカッション
コーディネーター:小委員会副委員長 谷口守(筑波大学)
楠田幹人氏(国土交通省 都市局 都市計画課長)
吉田啓氏(厚生労働省 保険局 医療介護連携政策課)
久住時男氏(新潟県見附市長)
森栗茂一氏(大阪大学)
16:50~ 閉会挨拶:小委員会幹事長 北詰恵一(関西大学)
「健都」健康・医療のまちづくりシンポジウム
「健都」健康・医療のまちづくりシンポジウム
土木計画学春大会の企画論文募集(健康まちづくりのための社会システムデザインの展開)
土木計画学春大会の企画論文募集(健康まちづくりのための社会システムデザインの展開)
土木計画学春大会の企画論文を募集しますので、積極的な投稿をお願い致します。
第55回土木計画学研究発表会・春大会
実施期日:2017年6月10日(土)・11日(日)
実施場所:愛媛大学
発表希望者の論文題目・概要の登録 2016年12月9日(金)~2017年2月3日(金)
オーガナイザーによる採否決定期間 2017年2月17日(金)~2017年3月10日(金)
論文投稿 2017年4月28日(金)まで
部門テーマ名(日本語): 健康まちづくりのための社会システムデザインの展開
部門テーマ名(英語): The development of social system design for healthy cities
主オーガナイザー: 秋山 孝正
部門テーマ概要(日本語):
わが国は、平均寿命・健康寿命ともに世界最高水準であり、長寿健康社会を形成している。全国的にも、医療・健康を主体とする未来志向型のまちづくりの具現化を目指して、スマートウエルネスシティなどのさまざまな取り組みが進展している。ここでは、健康まちづくりにおける実践的な課題を取り上げる。すなわち、①基本的な都市構造・土地利用・インフラ構成、②健康まちづくりのシステム構成・社会制度、③住民参画・自律的な健康増進の推進、④都市のアクティビティ・健康コミュニティの形成などの具体的事例を取り上げる。最終的に、これらの議論を踏まえて、健康まちづくりのための社会システムデザインの基本事項を整理する。
部門テーマ概要(英語):
The healthy longevity society is created in Japan with the world longest average lifespan as well as healthy lifespan. Many activities such as smart wellness city have been known to develop future oriented medical and healthy cities. The practical issues in wellness city development are discussed in the session. The topics with practical examples are summarized as follows: (1) urban structure, land use, infrastructure, (2) urban system development, social systems, (3) participation by residents, autonomous health promotion (4) urban healthy activities, healthy life community. According to the above discussion, the fundamental elements of social system design for development of wellness cities.