Date

2018年4月18日

Venue

土木学会講堂(〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目 外濠公園内)

土木の『領域』再考と社会的実効性ある学会活動の展開 -土木計画学の視点から-


土木の『領域』再考と社会的実効性ある学会活動の展開 -土木計画学の視点から-
(土木計画学ワンデイセミナー NO.95)
 
■開催日時: 2018/04/18(水) 15:00 – 18:00
 
■場所:土木学会講堂
 
■定員:120名
 
■参加費:無料
 
■参加登録: 以下のフォームに登録ください
 
■開催主旨:
 我が国の公共事業が大幅に減少している中で、今後のインフラ整備の役割と意義を明確にするとともに、それを社会に発信していくことが重要な課題となっている。そのため、これまでのインフラ整備が、我が国の生活向上や経済成長にどのような役割を果たしてきたか、これからのインフラ整備が、我が国の暮らしにどのような役割を果たすかを示し、それを国民に還元していくことが求められている。
 2014年に百周年を迎えた土木学会では、その年の宣言において、①技術者や専門家が尊重される社会構築を目指すと共に、技術の限界を人々と共有すること、②様々な人々が協働して活躍する社会構築を目指すと共に、社会の制度設計に取り組むこと、③社会の多様な価値を理解した上で、社会の価値選択に関心を持つこと等が明記されている。
これを受けて2016年に50周年を迎えた土木計画学研究委員会においても、多様化する研究領域の拡大と他分野との連携、現場に根ざした理論研究とその実践、グローバル社会に対応した新たな視点からの人材育成と制度設計等の今後の課題が改めて提示された。土木計画学としても、今後のインフラ整備の役割と意義を議論し、科学的な技術検討、様々な制度の検討、対話的参画のありかた等の検討を通して、共通な認識の下に、その計画立案や政策展開を実践していくことが必要である。
 そこで、本セミナーでは、現土木学会会長よりその立場から、現状の我が国におけるインフラ整備に対する課題と土木計画学への期待とを提示して頂くとともに、会長特別委員会である「安寧の公共学懇談会」と「レジリエンスの確保に関する技術検討委員会」の活動状況について、それぞれの委員長よりご報告いただくことにしている。それらを受けて、土木計画学研究委員会の視点と立場から、土木の『領域』再考と社会的実効性ある学会活動の展開について、具体的に示し議論するものである。
 
■プログラム(変更の可能性がありますので,随時,登録HPをご確認ください)
 
 15:00~15:20 屋井鉄雄(土木計画学研究委員会委員長)
「挨拶とセミナーの趣旨」
 15:20~16:00 大石久和(土木学会会長)
「土木計画学は国民の負託に応えることができているのか」
 16:00~16:30 石田東生(筑波大学名誉教授)
「安寧の公共学懇談会の取り組み」
 16:30~17:00 藤井聡(京都大学教授)
「レジリエンスの確保に関する技術検討委員会の取り組み」
 17:00~17:30 毛利雄一(土木計画学研究会副委員長)
「今後の土木計画学としての取り組み」
17:30~18:00 意見交換
 
■問い合わせ先:
毛利雄一(一般財団法人計量計画研究所)
ymohri@ibs.or.jp