Date

2025年5月30日

Venue

日本教育会館(東京都千代田区一ツ橋)

#110 MaaSの実践・実証と理論の包括的研究小委員会 成果報告会


■ 開催日時:2025年5月30日(金)0930~1200

■ 場所:日本教育会館 第二会議室(東京都千代田区一ツ橋2丁目6−2) ※同日午後,同会場にて一般公開型の(一社)JCoMaaS総会を開催予定

■ 定員:対面のみ80名

■ 参加費の有無:なし

■ 主催:土木学会 土木計画学研究委員会「MaaSの実践・実証と理論の包括的研究小委員会」

■ 開催主旨:
土木学会土木計画学研究委員会「MaaSの実践・実証と理論の包括的研究小委員会」では,Mobility as a Service(MaaS)について,蓄積された実践・実証的知見と,理論面の双方から研究を展開することを趣旨として活動を行ってきた.我が国ではMaaS元年と称された2019年以降,様々なMaaS関連のパイロットプロジェクト(モデル事業)が全国各地で取り組まれてきた.MaaSの取り組みを通じ,都市部や地方部が抱える様々な交通や都市,ライフスタイルに関連する問題・課題の解決が期待されてきた.一方で,パイロットプロジェクトの実施から実装への移行がスムーズにできていないという現実や,技術シーズと地域ニーズのミスマッチも散見されるなどの課題も論じられる.これら潮流を踏まえ,当小委員会では日本国内を中心にMaaSの現在地,社会実装に至るまでのフェーズ,広い視点での価値の捉え方,都市政策との接続可能性などについて,議論や独自調査を重ねた.本セミナーでは,小委員会活動の取りまとめとして,各議論および調査から得られた成果を報告するとともに,更なる議論への展開を目指す.

■参加申し込み
オンラインフォームより参加申し込み
オンラインフォームへのアクセス方法を含めて詳細は小委員会ウェブサイトに記載
https://sites.google.com/view/jscemaas/home/events/1day-seminar/

■プログラム案:

  • 開会挨拶・趣旨説明
  • 小委員会における取り組みの概要報告
  • 討議:委員からの話題提供・討議およびフロアとの質疑により構成
    • 討議1「MaaSの現在地(仮)」(40分)
      • MaaSの概念が提唱されて以降,各種の実証実験や実装の取り組みが行われてきた.一方,各取り組みにおいて何が目指され,検証され,残されたかについて,俯瞰的かつ横断的な検証は限定的である.本討議では,小委員会が実施した質問紙調査結果を織り込みながら,我が国におけるMaaSの現在地に関する議論を取り纏める.
    • 討議2「MaaSのフェーズ(仮)」(40分)
      • MaaS関連の実証実験が各地で実施されてきた一方,実装への到達には課題も散見される.その過程は実証実験・実証の二段階ではなく,地域における各関係主体の関与などを含めて,様々な段階があるように見受けられる.本討議では,MaaSの実装に至る「フェーズ」に関する仮説設定から一部検証を含めて,関連する話題提供を織り込みながら議論を取り纏める.
    • 討議3「MaaSの社会的価値(仮)」(40分)
      • MaaSにどのような価値や効果を求めるかは,実装に至る過程においても重要な要素となる.MaaSの取り組みを通じて得られうる価値は,直接的なものから間接的なものに至るまで広範にわたるが,包括的な議論は未だ限定的である.本討議ではMaaSがもたらしうる社会的な価値を広い視点で扱い,小委員会での一部検証を織り込みながら議論を取り纏める.
  • 小委員会活動成果を踏まえた総括