第3回研究小委員会を開催しました.
第3回 応用一般均衡分析と交通分析の統合に関する研究小委員会
日時:2017年8月18日(金) 13:30-16:00
場所:神戸大学梅田インテリジェントラボラトリ
出席者:小池,織田澤,佐藤,瀬谷,山本,瀬木,高山,平松,寺西,右近,片山,石倉(所属および敬称略)
話題提供
・山本浩道(三菱重工/神戸大学)「家計の異質性を考慮したCUEモデルの開発」
概要:
アジア・ASEANでのCUEモデルへの要請として,推定精度の高さや,家計の社会経済的属性が多様な地域への適用性が求められている.CUEモデルの立地モデルおよび交通モデルの各段階において,社会経済属性によってモデルパラメータの異質性を考慮した場合のモデルを構築し,神戸市を事例としてモデル出力結果への影響を分析した.
・瀬木俊輔(京都大学)「CGEモデルにおける貨物輸送費用の表現と実装に関する考察,ほか」
概要:
SCGEモデルにおいて輸送サービスをモデル化するための理論的枠組みについて,データの利用可能性を考慮しつつ方法論を整理した.
一地域閉鎖経済を対象として,貨物輸送費削減効果を評価するための理論モデルを構築し,その効果を解析的に示した.輸送サービス供給を明示したモデルと氷塊輸送型モデルとの類似性と差異を示した.
ほか,食品の在庫管理費用を考慮した商店の立地分析に関する研究および補償原理に関する考察について話題提供があった.
その他:次回日程調整など
本研究小委員会に関係する今後のイベント:
ERSA2017スペシャルセッション,8/30@フローニンゲン大学
土木計画学研究発表会(秋大会),11/3-5@岩手大学
チュートリアルセッション,11/2@いわて県民情報交流センター(JR盛岡駅徒歩4分)
研究小委員会+懇親会:11/2夕方(チュートリアルセッション後)に開催予定
日蘭(日欧)セミナー,2018年3月予定