Date
2012年2月8日
Venue
キャンパスポート大阪 ルームD+E
シェアードスペースと生活支援交通の将来像
2011年度土木計画学研究委員会 第14回国際セミナー
「シェアードスペースと生活支援交通の将来像」
概要:
このたび大阪大学大学院工学研究科交通・地域計画学領域では、大阪大学-ロンドン大学合同セミナー「シェアードスペースと生活支援交通の将来像」といたしまして、ロンドン大学Nick Tyler教授、藤山講師、英国障害者交通諮問委員会の委員長Dai Powell氏をお迎えし、セミナーを開催いたします。
Nick Tyler教授はロンドン大学で土木工学を担当され、特にユニバーサルデザインで顕著な実績を残しておられます。歩行者と自動車などの複数の交通モードを分離し通行させるのではなく、同じ道路空間を共有させ、通行させることにより、良好な歩行環境を構成するというシェアードスペースの導入が欧州で進んでおります。今回は欧州で導入が進むシェアードスペースについて、事例やその効用、問題点などをご講演いただきます。
Dai Powell氏はロンドン市ハックニー区でコミュニティトランスポートという会社を運営しておられます。この会社は、バス交通を運営する部門と障害者や高齢者の生活支援交通を提供する部門からなり、バス交通の利益により、非採算である障害者や高齢者の生活支援交通を提供する社会的企業(ソーシャルエンタープライズ)を運営しておられます。また、DPTAC(英国障害者交通諮問委員会)の委員長もしておられ、障害者交通をどのように実現していくかに精通しておられます。本セミナーでは、障害者・高齢者の移動を促進する仕組みとして、ハックニーコミュニティトランスポートとDPTACについてご講演いただきます。
また、事前に、生活支援交通に関わる日英の専門家と近畿で障害者の交通に取り組んでおられ関西STS連絡会の方々とワークショップを開催し、我が国における生活支援交通をどのように拡大していくかについて議論を行います。この成果についてもセミナーでご報告し、皆様と討議をしたいと考えております。
日時:2012年2月8日(水)13:30~
場所:キャンパスポート大阪 ルームD+E
大阪市北区梅田1-2-2-400 大阪駅前第2ビル4階
http://www.consortium-osaka.gr.jp/about/access.html
プログラム:
13:30-13:35 開会挨拶:新田保次(大阪大学教授)
13:35-14:35 講演:Nick Tyler教授(University College of London ロンドン大学教授)
仮題:シェアードスペースとユニバーサルデザイン
14:35-14:45 質疑応答
14:45-14:55 休憩
14:55-15:55 講演:Dai Powell氏(英国障害者交通諮問委員会(DPTAC))
仮題:障害者・高齢者の移動を促進する仕組み DPTAC(英国障
害者交通諮問委員会)の取り組みとソーシャルエンタープライズについて
15:55-16:05 質疑応答
16:05-16:20 ワークショップ報告:秋山哲男(北星学園大学客員教授)
仮題:日本の生活支援交通の将来
16:20-16:40 討議
16:40-16:50 まとめ
定員:80名 (定員になり次第締め切らせていただきます)
参加費:無料
お申し込み、お問い合わせ:
資料の準備などの関係から、ご出席いただけます場合は、2月3日(金)までに、お名前、ご所属を下記へご連絡ください。
大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻交通システム学研究室
猪井博登(助教)
TEL:06-6879-7610、7610 FAX:06-6879-7612
e-mail: application@civil.eng.osaka-u.ac.jp