スマートローカルモビリティ公共財プラットフォーム小委員会


■小委員長
森川高行(名古屋大学)

■活動期間
2022年11月~2025年11月

■活動趣旨

1) 設立趣旨
採算性の厳しい地域公共交通サービスが縮小の一途をたどっているが、全ての国民が平等に社会参加できるためには,利用しやすい地域公共交通サービスが格差なく提供されることが重要である.一方、自動運転やAIオンデマンドシステムなどの革新的技術を使ったスマートモビリティの活用が地域公共交通存続の鍵になるとも期待されている。しかし、無人運転を実現できるレベル4以上の自動運転車が実用化したとしても、公共交通サービス運営に必要な、自動運転車両や車両整備や充電のためのインフラ(これをリアル財と呼ぶ)は高価であり、需要の少ない地域でのサービス供給は依然として困難である。また、現在各地で進められている自動運転実証実験は、車両や運行システムが地域最適化を目指しており、スマートモビリティが地域に遍く展開されるためには、より汎用性があり導入コストも抑えられる車両やシステムが必要と考えられる。
本小委員会では,より広範に地域公共交通サービスが展開されるために,スマートローカルモビリティのリアル財の公共財化の是非と制度設計,自動運転車や運行システムの標準化、そしてこのスマートローカルモビリティによって提供される交通サービスのあり方等について議論を行い,具体的な政策提言につなげることを目指す.

2) 主な研究内容
以下の項目について取り組む.
① スマートローカルモビリティに必要なリアル財を公共財とするための理論と制度の検討
② 都市部及び地方部において格差の少ない移動を実現するための交通サービスの設計
③ 自動運転サービス車両と運行システムの標準化

小委員長     森川高行     名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所
副小委員長    中村文彦     東京大学 大学院新領域創成科学研究科
幹事長      三輪富生     名古屋大学 未来材料・システム研究所
委員       松島格也     京都大学大学院 工学研究科都市社会工学専攻
委員       岸 邦宏     北海道大学公共政策大学院 社会資本計画学研究室
委員       有吉 亮     横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院
委員       辰巳 浩     福岡大学 工学部社会デザイン工学科
委員       宇都宮浄人    関西大学 経済学部
委員       大井尚司     大分大学 経済学部門
委員       二村真理子    東京女子大学 現代教養学部 国際社会学科 経済学専攻

Coming soon.

特になし